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2008年1月26日 (土)

脳科学の限界1(脳の階層構造)

今回は、「他者の批判」をします。(ネタが尽きてきたせいです。お許しくださいませ。)

まず、脳科学における思考形態を、強引に「外見」と「中身」に分類してみようと思います。(説明するまでもありませんが、外見とは「容貌や容姿」などの見た目、中身とは「機能や仕組み」などのことで、「臓器や脳断面」などのことではありません。)

     外見とは : 容姿・容貌・服装など

     中身とは : 機能・能力・仕組みなど (臓器・骨・脳断面などではありません。)

<外見基準のあてはめ>

百花繚乱の脳科学的思想の中で、現在一般に信仰されている聖典は、爬虫類脳・哺乳類脳・人間脳に分類した進化論型の階層構造モデルです。(多分、皆さんも、この様な思想の信者でしょ?)

     Nousinnka01

   大脳基底核   爬虫類脳      本能などをつかさどる。

   大脳新皮質   哺乳類脳      学習などをつかさどる。

   前頭連合野   人間脳(高次脳)  意志・抑制などをつかさどる。

人間の脳は、大脳基底核の上に大脳新皮質が乗っていて、前頭連合野が発達した構造をしています。

そして、大脳基底核は、爬虫類に特有なので、「本能」などをつかさどると考えられています。また、大脳新皮質は、哺乳類に特有なので、「学習」などと関係が深いと考えられています。一方、前頭連合野は、人間に特有なので、「意志や抑制」などをつかさどるといわれています。

このモデルは、「見た目」があまりにも見事なので、多くの・・・(いや、すべての)人に受け入れられ、脳科学理論の基準根拠になっています。しかし、この聖典は、やがて破綻していきます・・・。(まだ、破綻していないかな? 少なくても、世界中の優秀といわれる脳科学者が、よってたかっても「心の謎」が解けない状態に陥っていきます。その経緯は、次回以降・・・。)

<中身基準の当てはめ>

一方、このブログの主張するモデルは、「ニューロンで回路を作ることを基準にしたモデル」です。(採用してくれる人は、少ないですが・・・。)

     Nousinnka02

   大脳基底核(ドーパミン多)  変化環境A  末梢神経からの回路(記憶)の形成

   大脳新皮質           安定環境   安定な回路(記憶)

   前頭連合野(ドーパミン多)  変化環境B  中枢神経からの回路(記憶)の形成

すなわち、大脳基底核前頭連合野にはドーパミンが多いことから、回路ができやすい環境としました。逆に、大脳新皮質にはドーパミンが少ないことから、安定な回路を確保できる環境としました。(詳細は、「人造人間の作り方」参照。)

このモデルは、考え方の基本の部分で脳(構造)記憶(回路)に繋がりがあるので、脳のハード面とソフト面を無理なく関係付けることができます。(つまり、爬虫類・哺乳類・人間だけでなく、本能・学習・意志・抑制を含めて何でも説明することができます。)しかも、優秀な科学者でなくても(おそらく、高校生でも)簡単に、「心の正体」を理解することができます。

・・・階層構造モデルが無ければ、誰でも思いつく機能構造モデルだったはずなのに・・・。(次回に続きます。)

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コメント

脳って興味深いですね、、参考になりました。

投稿: よし@お金持ち研究 | 2012年7月13日 (金) 02時06分

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